インクルーシブ教育

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インクルーシブ教育という言葉がある。一斉教育が難しい子どもたちが、支援を受けながら、普通学級に通うことが、法律でも守られるようになった。でも、インクルージョンの環境に進む道はなかなか険しくって、実はあまり許されていないなぁと思う。

 

うちの長男はたまたま全校生徒が100人ほど、同級生が11人しかいない学校だったので通うことができ、結果インクルーシブ教育された。相当無理を承知して学校が引き受けてくれてたんだと、心から感謝しながら、今支援員してると思う。とてもやんちゃで、まぁ、昔はそんな子たくさんいたよねぇ…いやぁ、お父さんが正にそんな感じで、私も活発だったからなぁ…などと思いながら、小学校入学式に向けて学校とも話し合いし、支援学級も見学したから、個別級にいく選択はお父さんからも私からも全く出てこなかった。そして長男は6年間の小学校生活を生き生きと過ごし、卒業した。

 

初っぱなの入学式から彼は大暴走。座っていることができず、会場の体育館をウロウロ、挙げ句の果ては、校長先生用に用意されていたマイクを「トントン」といじってしまうという、暴挙に出た。なんせ引っ越したばかりで、冷や冷やものだったけれども、まぁ想像できる範囲でもあって、あーぁ、またかぁ…慣れてない場所だし知らない人ばっかしだしな…そりゃぁ落ち着けないよなぁ…と眺めていた私は、なんとも呑気な母親であった。