高速バウンザー
私にはこどもが中学生と小学生の男の子がいる。このお兄ちゃんが、自閉症スペクトラム障害と軽度の知的障害を持っていて、そんな事情で、私は支援員という仕事をすることになった。
3歳児検診で、声かけられて、?って感じなまま、療育に行くことを勧められた。当時、自閉症スペクトラム障害って言葉もまだなかったんじゃないかなぁ、違う言葉で説明されて、??って感じで療育に行って、???って感じで長男と作業療法士さんのやりとりを見てたような気がする。
私も旦那も共に活発で話し始めたのも遅かったらしかったから、いやぁ、仕方ないね、なんてみんながみんな思っていたし、お医者さん?保育士さん?の説明もわかりにくくって、?????な感じのまま、とりあえず通っていた。
ただその頃の彼のアクションですごく覚えているのは、高速バウンザー乗り。フワリフワリと優しく揺れるはずが、長男が乗るとダダダダダダとすごい速さで上下に動いた。両足をカエルみたいに同時に蹴り出す長男の姿は、面白くって、良く笑わしてもらった。
それから数限りない武勇伝が起こるのですが、そのことはまだ知る由もなかったのであった。